漢数寺

動画の解説とか書きます

マインドレンデル(真壁瑞希誕2020に投げた動画)の話。

 

こんばんは。流石にもう「あけましておめでとうございます」って挨拶するには日にちが経ち過ぎましたね。今年もぼちぼち動画作っていこうと思うのでよろしくお願いします。


今回は瑞希誕の動画の解説と言いますか。「なんでこんな動画作ったの」とか、「これつまり何が言いたかったの」みたいな話をしようと思います。……あ、書いている内容の関係で、選挙とか始まったらこの記事は非表示にします。ご了承ください。

 

www.nicovideo.jp






 そもそも発端は去年の10月、ミリシタにSilent Jokerが実装された時にまで遡ります。
 ざっくりと言うと、Twitterで凄く賛否両論だったんですよ。Silent Jokerという曲の実装って。それも、瑞希Pであろう人たちの間で。
 勿論、あくまでも僕の観測している範囲の話です。実際に統計を取ったわけではありませんし、ちょっと検索したくらいですが……大体6:4くらいで否の方が多かったんですよね。
 凄く困惑しました。僕は賛の側だったからです。
「今まで可愛い曲ばかり歌ってきた瑞希が、RtFやアイルやブレハモを経て、自分の中にある熱量を十全では無いにしろ初めてはっきりと口に出した、謂わば『真壁瑞希の成長』が見える曲の実装だし、同担諸兄もめっちゃ喜ぶと思ったけど案外そうじゃねえんだな……意外だ……」とか思っていました。
 まあ別にそれはどうでもいい。いや良くはないんですけれども、Pの数だけアイドルはいるものですから。気にしてもしょうがないです。
 同じ『真壁瑞希』をプロデュースしていたとしても、違う物に注目して、違うアプローチをしていけばそれはその人だけの『真壁瑞希』になっていくハズ。
 Silent Jokerの実装を、「成長だ、進歩だ」と喜ぶ僕みたいな人がいてもいいし、「いやこれはないだろ」と批判する人がいてもいい。そういうことです。

 そんな風に適当に納得して、しばらくたって。ふと思い立ちました。

「もしかしたら、現実のPたちの間で賛否両論が巻き起こったように、ゲームの中の瑞希のファンたちの間でも、Silent Jokerという曲に対して賛否両論が巻き起こっていてもおかしくないのでは?」と。

 この思考にぶつかったとき、またもや凄く困惑しました。まさか真壁瑞希の成長を喜ばないファンがいるかもしれないなんて考えもしなかった。でも、十分にあり得る話です。
 現実でもよくある事だし、これを読んでいる方にも一度くらい経験があるのではないでしょうか?「あーあ、昔の方が良かったな」とか、「前までは好きだったのに最近は好きじゃないな」とか。そういう風に思った事、ありませんか?僕はあります。それも一度や二度の話ではありません。
 現状は6:4です。でも、もしこのまま、今の路線を……Silent Jokerから続いていくであろう、瑞希の成長を進めて行ったら、これが7:3になるかもしれない。最終的に10:0で否定されるかもしれません。そうなったらもう、それはアイドルとしての死と言って差し支えないのかも……勿論、5:5に好転する確率だってあります。同じように10:0で肯定されるようになる確率だって0ではありません。でもやっぱり、リスクの多い路線である事には変わりがない。

 つまり、

「僕が『成長だ』と喜んで、瑞希と共に進んでいるこの道は、輝かしいトップアイドルの座になんか繋がっていなくて、それどころか断頭台に繋がっているのかもしれない」

 という事です。

 故にこの動画のタイトルは『マインドレンデル』になりました。これは僕の好きな小説に出てくる殺人鬼の持っている鋏に由来します。
 『自殺志願』と書いて、『マインドレンデル』と読ませる鋏。
 元々は普通に『自殺志願』というタイトルにしたかったのですが、流石にショッキングすぎるなと思ってぼかしました。


 とはいえ、暗いだけの動画ではありません。これは声を大にして言いたい事です。
 この動画で使っている曲は夏川椎菜さんの『ワルモノウィル』という曲です。僕が夏川椎菜さんの大ファンだからこの曲を使った、とかそういう事は全くありません。この曲の歌詞が、僕が瑞希に伝えたかった事と合致したからたまたま選ばれたにすぎません。

 歌詞はこちらからご覧ください。 

www.uta-net.com



 この曲もまた、色々な解釈が出来て面白い曲ですが、今回僕は「変わってしまったことを後悔している心情を歌った曲」だよ、と瑞希にこの曲を渡しました。
 変わってしまうこと……成長してしまう事、と言い換えてもいいかもしれません。
 Silent Jokerが、真壁瑞希の成長の見える曲だという話は上でもしました。ではその、成長の見え始めた瑞希に、敢えてこの曲を渡して歌わせる事にどんな意味があるのか?
 きっと瑞希も考えると思います。「どうしてPは私に今、この曲を与えたんだろう?」と。瑞希は抜けていたりすることがある少女ではありますが、決して愚かではありません。きっと僕の考えに行き当たると思います。

「ああ、変化すること、成長することは必ずしもプラスの結果をもたらすとは限らないんだな」

「そしてそれはきっと、今の私の状況にも当てはまる」

「ではどうしたらいいんだろう。このまま進むのか、それとも違う道を探すべきなのかーーー」

 そうして考えて、導き出した答えを、きっと瑞希は僕に言ってくれると思います。
 それがどんな答えであれど、僕はきっと受け入れて、彼女をプロデュースしていくことでしょう。アイドルとプロデューサーは二人三脚ですからね。死なば諸共という奴です。
 ……まあ、Pはアイドルに似る、なんて言葉があるように、アイドルもPに似るでしょうから。瑞希がどんな答えを出すのかは、なんとなくわかるんですけどもね。彼女は傷やリスクを恐れずに前に進める子ですから。結構負けん気強いんですよ、真壁瑞希という女は。

 まとめます。この動画は、

瑞希自身が今の自分の進んでいる道の先にリスクがあることを理解する」

「そして瑞希自身がそのリスクを前に、どういうアプローチを取るのか自分で考える」

 という事が出来るようになってほしい、という目的で作られました。


 以上、『マインドレンデル』の解説でした。



 ……これは余談ですが、来年の瑞希誕くらいまでには、この動画のアンサー動画……つまり瑞希が出した答えを動画にした物を投稿出来たらいいなあ……と思っています。予定は未定なので、実際に出来るかはわかりませんが……。
 もし、何か大きな供給とか事件とかが起きなければ、この曲を使います。つまりそういう内容になるということです。 

http://j-lyric.net/artist/a058915/l034706.html